日記史料有感地震データベース
収録した日記史料について(解題)
『原町問屋(瀧沢家)日記』
解題 | 瀧沢家は、上田藩城下町であるとともに、北国往還上田宿中の原町問屋を、17世紀中頃から明治維新まで代々勤めた家柄である。城下町上田宿には海野町・横町・鍛冶町を支配し、本陣を兼帯した海野町問屋と、原町・田町・柳町・紺屋町を支配した原町問屋があって、月交替でその任にあたった。瀧沢家の当主は代々助右衛門と称し、真田氏が上田城とその城下町を造った際、原町は本原村から移住した人々で形成され、瀧沢家もその一家であった。「日記」は瀧沢家4代目忠勝から11代目勝誠まで8代にわたる歴代当主によって書き継がれており、寛文3年(1663)から明治2年(1869)まで207年間に及ぶ。欠本はなく、全157冊。
「日記」の内容は、伝馬役や宿泊・小休の諸大名、幕府役人に関するもの等のほか、米・豆腐などの諸相場・上田紬・産物会所・町医師触・諸職人統制・鋳物口銭・災厄・風俗など、宿場町の諸相を窺うことができる。 【参考文献】公益財団法人八十二文化財団HP(https://www.82bunka.or.jp/bunkazai/detail.php?no=450&seq=0) 国文学研究資料館史料情報共有化データベース、(http://base3.nijl.ac.jp/infolib/meta_pub/SKYSearch.cgi?DEF_XSL=detail&SUM_KIND=MetaSummary&SUM_NUMBER=20&META_KIND=NOFRAME&IS_KIND=MetaMeta&IS_SCH=META&IS_STYLE=default&IS_TYPE=meta&DB_ID=G0000004SKY&GRP_ID=G0000004&IS_EXTSCH=&IS_NUMBER=1&IS_START=1&IS_TAG_S1=InfoD&IS_KEY_S1=ac1971201&IS_CND_S1=ALL) |
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所蔵 | 上田市立博物館 *国文学研究資料館架蔵紙焼きを使用 |
刊本 | ー |
現存年代 | 寛文3~慶応4 (1663~1869) |
採録期間 | 嘉永6~安政4 |
記録日数 | 嘉永6年:351日/355日、嘉永7年:383日/384日、安政2年:318日/354日、安政3年:336日/355日、安政4年:299日/384日 |
主滞在地 | 長野県上田市 |