日記史料有感地震データベース

収録した日記史料について(解題)

『長野内匠日記』

解題 既刊史料集未採録史料(増訂に火山記録のみあり)。 肥後国阿蘇南郷谷長野村の長野内匠惟起の日記。長野氏は阿蘇家庶流にあたり、内匠は阿蘇家家来となり、阿蘇大宮司の命により『南郷事蹟考』を編纂している。既刊史料集では『長野家日記』『長野家日誌』の書名により噴火・降灰記事が採録されるも、地震記事は採られず。内容は日々の天気のほか、内匠の行動等が書かれるが、記述は簡潔である。
【参考文献】長野浩典「はじめにー長野家と長野内匠と『長野内匠日記』の概要と意義について」(同『ある村の幕末・明治-『長野内匠日記』でたどる75年ー』弦書房、2013年)
所蔵 個人蔵、南阿蘇村教育委員会寄託
刊本 長陽村史編纂室編『長陽村史資料集 長野内匠日記2』長陽村教育委員会、2004年
現存年代 文化10~明治20 (1813~1887)
採録期間 嘉永5,安政2~4
記録日数 嘉永6年:0日/355日、嘉永7年:0日/384日、安政2年:349日/354日、安政3年:355日/355日、安政4年:384日/384日
主滞在地 熊本県阿蘇郡南阿蘇村長野

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