日記史料有感地震データベース
収録した日記史料について(解題)
「下井尻村依田家日記」
解題 | 既刊史料集未採録史料。
下井尻村は、東山梨郡(現在の山梨市)の中央南部に位置し、南は西後屋敷村、東は上鹽後村、西は七日市場村、北は西方村に接する。甲府盆地の東北端笛吹、重川に挟まれた複合扇状地。高は464石余で、享保9~延享2は幕領(石和代官支配)、延享3~は田安家領(田中陣屋支配)となる。依田家は、地主経営、金貸し、米・生糸を扱うなどして、この地域の豪農である。なお、既刊史料集では「依田長貞日記」から安政2年2月1日の有感地震を採録しているが、複数の系統の日記があるので、併用することが望ましい。 【参考文献】『史料館所蔵史料目録 第5集 甲州依田家』1956年、渡辺尚志「「草莽の志士」型豪農と村・地域」(『一橋論叢』第111巻第2号、1994年) |
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所蔵 | 国文学研究資料館 |
刊本 | ー |
現存年代 | 享保19~20,明和8~9,寛政1,同3~13,享和2~4,文化2~4,文化2~4,同6~15,文政2~3,天保2~8,同10~15,弘化2~3,同5,嘉永1,同3~7,安政2~6,万延1,文久1~3,元治1,慶応1~3,明治1~5,同8~12,以下略 *目録上では表題の差異による内容の差異を確認できないため、調査後に再入力のこと |
採録期間 | 嘉永6~安政4 |
記録日数 | 嘉永6年:351日/355日、嘉永7年:382日/384日、安政2年:350日/354日、安政3年:354日/355日、安政4年:268日/384日 |
主滞在地 | 山梨県山梨市 |