2004年 3月の研究会(第74回)

 
日時: 2004年 3月11日(木) 17:00より
場所: 東京大学地震研究所・第二会議室
話題:
イラン・バム地震 被害調査速報と枠組み組石造壁の耐震性能
講演者: 真田 靖士 (地震火山災害部門)


2004年 6月の研究会(第75回)

 
日時: 2004年 6月 1日(木) 16:30より
場所: 東京大学地震研究所・講義室
話題:
兵庫県南部地震における被害経験と現在・未来
講演者: 林  康裕 (京都大学防災研究所)
要旨: 筆者は、兵庫県南部地震における被害を契機として、地震被害をどのように今後の耐震設計や地震防災に反映すべきかを考えるため、試行錯誤しながら地震被害の分析を行ってきました。今回、発表の機会を与えて頂きましたので、以下の様な木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造の建物に関する被害事例の分析を通して、私がこれまで被害経験から何を読みとり、また、現状の耐震設計について思っていること、そして将来に向けて重要と考えている事について雑ぱくなお話をさせていただき、ご批判をいただけたらと考えております。

・木造建物の被害経験と今後の地震防災
・地震被害経験と限界耐力計算によるRC造建築物の耐震設計の最近の動向
・鉄骨造建物の構造被害と外壁被害


2004年 8月の研究会(第76回)

 
日時: 2004年 8月24日(木) 16:00より
場所: 東京大学地震研究所・講義室
話題:
兵庫県南部地震における被害経験と現在・未来
講演者: 福和 伸夫 (名古屋大学大学院環境学研究科)
要旨: 建築・土木分野においては、耐震設計の性能設計化が指向されている。一方で、社会的には、東海・東南海・南海・宮城県沖などの地震に対する備えの議論が盛んである。内外の要望に対して、私たちは、地盤の揺れや建物の揺れについて、どの程度理解しているのかについて、今一度振り返ってみたい。最初に、私たちがおかれている立場について講演者の意見を申し上げる。次に、地震観測に基づく、地盤と建物の揺れの実態を紹介する。その上で、地盤や建物の地震応答解析や耐震設計上の課題について一緒に考えてみたい。できれば、地域社会の一員である一建築技術者として、地域防災にどう取り組むか、どうやって元気になるかについても補足的に触れてみたい。


2004年11月の研究会(第77回)

 
日時: 2004年11月29日(月) 11:00より
場所: 東京大学地震研究所・第二会議室
話題:
The probabilistic seismic hazard map for the new building code of Italy
講演者: Dr. Massimiliano Stucchi (イタリア国立地球物理・火山研究所)

要旨: イタリアでは2002年のMolise地震の後,確率論的地震動予測地図が作成されました.
http://zonesismiche.mi.ingv.it/
 その責任者である Stucchi氏に,地震動予測地図,その建築基準への影響などを紹介 していただきます.


2004年12月の研究会(第78回)

 
日時: 2004年12月16日(木) 15:00より
場所: 東京大学地震研究所・第二会議室
話題:
新潟県中越地震への地震火山災害部門の対応
講演者
および
題目:
・壁谷澤 寿海: 学校建物の余震観測・被害調査
・引間 和人・纐纈 一起: 本震・余震の震源過程と強震動
・工藤 一嘉: 余震観測を中心として
・都司 嘉宣: 文政十一年(1828)越後三条地震の詳細被害分布−平成十六年新潟県中越地震との比較−
・古村 孝志: 長周期地震動による関東平野の大きな揺れ
・田中 康久・坂上  実: 臨時余震観測の概要



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