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2009年8月11日 駿河湾の地震に伴う気圧変動

関東地域に設置した気圧計6点で,地震動に伴う気圧変動が観測された.


【図1: 気圧計の記録】

地動に対応する気圧変動が約3km/sの速度で伝搬する様子が見て取れる.
この観測された気圧変動は,地震波の一種である表面波による地動(地面の揺れ)と対応している(図3参照).
(周期2秒から20秒のバンドパスフィルターをかけて処理)



【図2: 観測点地図 (星印が震央の位置)】








【図3:気圧計記録と地震波形記録との比較】
上が奥野の気圧計記録,下がその近くの地震計(中伊豆,F-net観測点)の地震波形記録(速度).
地面の動きに対応して,気圧が変動しているしているのが分かる.





以上,西田究 助教による




【気圧計記録の例】


【謝辞】
微気圧観測点の設置・運営には多くの方のご協力がありました。また、広帯域波形記録は防災科学技術研究所のF-netの記録を使わせていただきました。ここに感謝いたします。

   
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