活動報告
15年度掘削予定地である山北町丸山を視察した.
上杉陽氏の案内により,15年度掘削計画の中で重要な位置を占める日向断層の断層露頭を視察した.現地で議論を行った結果,断層の規模や形態について,さらなる地質調査が必要との認識で一致した.
反射法による地下構造データについて、解析結果の報告を受けた。
伊藤谷生氏の案内により,掘削予定地西方の平山断層の断層露頭を視察した.
防災科研Hi-net観測施設を視察し,施設内に収蔵されている岩石コア試料の観察を行った.
神奈川県山北町で掘削が開始されたボーリングについて,地質学的な意義付けが再確認された。
掘削地点は断層破砕帯を貫く可能性が高いため,将来的なマイクロテクトニクスの研究に備えた試料保管体制の必要性が指摘された。この問題については各方面から意見を聴取し,早急に掘削業者に対し保管方法の指示を行う事になった。