10.小田原の県立高校における構造物地盤系の観測

小田原の高等学校で構造物地盤系の挙動を観測する目的で高密度の観測体制を整備した(合計6点,18成分).大きな地震はないので,非線形効果を含む挙動を観測するには至っていないが,微小地震記録により弾性範囲での構造物および地盤系の同定解析が行われている.また,地盤をモデル化して地盤構造物系の地震応答解析の準備作業が行われている.やや大きい地震の観測結果を待って,観測結果の解析にすぐに入ることができる体制を整えつつある.また,観測と即時警報を連動させる試みも実施しつつある.