1.震源域近傍での地震観測

群発地震の震源域に特徴的な諸現象を見い出すことを目的として,毎年のように活動を繰り返している伊東沖群発地震域の直上にある手石島に総合観測点を建設し,他部門・センターと協力しながら強震動,地殻変動,地磁気,重力などの観測を開始した.1998年8月の建設以後,今のところ群発地震活動はまだ起きていないが,発生した場合には興味深いデータが得られることが期待される.