10.4.3 外部機関との研究協力

京コンピュータを有する理化学研究所計算科学研究機構にセンター所属教員が非常勤研究員として勤務しており,我が国の計算科学の中核とは研究協力体制ができつつある.また,海洋研究開発機構とは,地球シミュレータを利用した研究を通じて,地球科学分野での計算科学との協力体制が確立している.さらに,防災科学技術研究所兵庫耐震工学研究センターとは,2008年以来,数値震動台開発計画を支援しており,地震工学分野での計算科学との協力体制も確立している. 上記の独立行政法人とは別に,共同利用研究を介して,全国大学の防災に関わるセンターと研究体制を構築しつつある.共同利用とは別の外部資金の裏付けがあるプロジェクトベースでの研究体制が引かれているのは,神戸大学都市安全研究センターと東京工業大学地震工学センターである.このほか,統合地震シミュレーションの開発に関して,山梨大学地域防災・マネジメント研究センターと新潟大学災害・復興科学研究所とも密接な研究協力体制を敷いている.東北大学災害科学国際研究所・名古屋大学減災連携研究センター・京都大学防災研究所の巨大センターの研究者も共同利用研究に参加している.