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H17年度 『火山爆発夏の学校』 ご案内

 昨年度に引き続き、今年も特定領域研究で『火山爆発夏の学校』を開催します。
実施要領は昨年に準じ、基調講演(テキスト作成)と、参加者全員のポスター、
それに今年は巡検(榛名火山)を実施する予定です。
なお“火山若手の会”との連続開催を検討しています。

 昨年は、特定の火山に絞って同じような噴火に関して異なる方法論を噛み合わ
せることを目指しましたが、今年は素過程と観測・観察の突合せと、そのケース
スタディ(雲仙)に関して議論を深めることを意図しています。口頭発表はほと
んどが物質科学となりますが、物理観測やモデリングも含めた広い分野からの参
加を歓迎し、批判や示唆を仰ぎたいと思います。
よろしくお願いします。


・日程
 9月12(月)午後〜13(火)午前 セミナー
   13(火)午後〜14(水)午後 榛名火山巡検、夕方解散

・会場・宿泊
 伊香保温泉 山陽ホテル


・テーマ:脱ガス

・プログラム
1)基調講演前半(12日13:00-17:35)
  奥村 聡 (阪大・宇宙地球)
   『シリケイトメルト中の水の拡散』
  新村 裕昭(東大・地震研)
   『気泡のパーコレーションモデル』
  大瀧 恵一(東北大・地球物質科学)
   『組織から読み取る火道内での脱ガス』
  鈴木 由希(東北大・地球物質科学)
   『噴火に際したマグマ挙動の物質科学的研究
    ー結晶組織・組成の役割と,減圧結晶化実験ー』
  総合討論

2)参加者ポスターセッション(12日20:00-21:45)

3)基調講演後半(13日9:00-11:30)
  野口 聡 (九州大・地震研)
   『脱ガスに伴うマイクロライトの結晶化と火道内ダイナミクスの関係
    ーマイクロライト水析出速度計の雲仙平成噴火噴出物への応用ー』
  大場 武 (東工大・火山流体研究セ)
   『火山ガス観測に基づくマグマ脱ガスプロセスの解明』
  総合討論
  巡検コース案内

4)巡検前半(13日13:00-17:00)

5)巡検後半(14日9:00-17:00)


以上