(R5年度〜)

「富岳」による地震の大規模シミュレーションの基礎拡充と社会実装へ向けた展開

 ホーム / 課題概要 

概要・目標
「富岳」を活用した地震の大規模シミュレーションに関する計算科学的研究開発を実施し,行政・産業界ニーズを満たす研究開発・社会実装を展開するとともに,基礎拡充として次世代を見据えたアプリケーションの研究開発の実施を目指します.

実施体制・関係機関・研究内容
地震では様々な現象が生じます.そのうち本課題では,サブ課題Aでは断層から地表までの地震動解析を,サブ課題Bでは工学的基盤以浅の地盤振動解析を,サブ課題Cでは地殻変動解析を,上記の概要・目標を目指して実施します.また,サブ課題A〜Cで生じる分野横断的な計算科学上の課題をサブ課題Dにおいて解決し,基盤的計算科学技術の創出を目指します.

課題全体の相関図と各サブ課題の位置づけ:今回は,東京大学地震研究所が代表機関となり(課題代表:市村強東京大学地震研究所教授・計算地球科学研究センター長),海洋研究開発機構が協力機関(課題副代表:堀高峰上席研究員・海洋研究開発機構海域地震火山部門地震津波予測研究開発センター長)を担います.サブ課題Aは海洋研究開発機構が,サブ課題B〜Dは東大地震研が主分担となり,代表機関・協力機関・連携機関が緊密に連携して課題を推進します.

想定される具体的成果
地震災害の軽減と地震現象の理解に資する,「富岳」の性能を引き出す次世代大規模シミュレーション手法の創出を目指します.また,若手・中堅研究者を中心として「富岳」を活用した,行政・産業界ニーズを満たす研究開発・社会実装の展開を図ります.