
この機器は、地震を観測しデータを送信する装置です。
どのような技術を利用してデータを送信しているでしょうか?
①衛星を利用した通信
②携帯電波を利用した通信
③音を利用した通信

海底に設置した海底地震計を回収するために、研究船から海底地震計へ浮上命令を送ります。
さて、どのような方法で通信するのでしょうか?
①音による通信
②電波による通信
③光信号による通信

普通の計測機器が使えない場合に、観測装置を手作りすることがあります。
この器械は、何を観測する装置でしょう?
①電磁波
②地震波
③音波
A
B
C
地震研究所の観測点で現在使われている強震計はどれでしょう?
① A
② B
③ C
④ 全部
A:地表の揺れを測るために、2m四方ほどの小さな鉄筋コンクリート建物を建設し、建物内に強震計を設置しています。
B:地表の揺れを測る観測点ですが、建物の建設が難しいので、強震計のみを簡易地震計台の中に設置しています。データを記録する装置は地震計台から約50m離れた建物の中に設置しています。
C:地中に強震計を設置することもあります。直径10cm程の穴を垂直に堀り、その中に強震計を入れるので、細長い形状をしています。数m~数百mに設置することが多いですが、地下数kmに設置している地中強震計もあります。
※ 地震計について ※
地震計は、地面などの「揺れ」を測る装置ですが、「揺れ」には、分子が振動するレベルの非常に微弱な揺れから、ビルが倒壊するほどの非常に強い揺れまであります。また、早く振動する揺れもあれば、ゆっくり振動する揺れもあります。現在、これら幅広い揺れを、すべて測ることができる地震計は存在しません。そこで目的に応じて、さまざまな種類の地震計が開発されて来ました。小さな揺れの測定を目的とした「高感度地震計」や、ゆっくりした揺れの測定も可能な「広帯域地震計」、強い揺れでも振り切れない「強震計」などです。

このアンテナは、地殻変動と呼ばれる地面の動きをとらえるために、
静岡県内のとある小学校の屋上に設置したものです。
このアンテナを用いて何を受信しているのでしょうか?
①テレビの電波
②携帯電話の電波
③GPSの電波

これは何の観測をしているところでしょう?
①水準測量
②地磁気絶対観測
③ガス観測
プロトン磁力計

これはどんな装置でしょう?
①フライス盤
②ターニングセンタ
③ボール盤

これはどんな装置でしょう?
①リフローオーブン
②リワークステーション
③基板加工機
加工された基板(電子部品をはんだづけして使います)
ちなみにこの基板は
2018年の一般公開の工作教室
で使用したものです。

①高圧の海水中でも耐圧容器が耐えられるかどうかの実験
②高温の水蒸気を発射させて火山噴火のシミュレーションを行う実験
③高温高圧の環境下で岩石試料を破壊する実験

①マイクロフィルムスキャナ
②(古い)パソコン
③テレビ
マイクロフィルムをスキャンしたところ、1975年のスタンプが確認できる

これは偏光顕微鏡で観察したあるものの写真です。何の写真でしょうか?
①富士山の地下にある岩石
②黒胡麻風味の雷おこし
③ヒトの皮膚細胞
オープンニコルで観察した薄片
右上の濃灰色部分は玄武岩です。拡大部(問題文の写真)を含む、中~粗粒な結晶で構成される部分は斑れい岩です。
クロスニコルで観察した薄片
斑れい岩の部分には、偏光顕微鏡によって色を付けられた様々な鉱物が観察できます。白色~灰色の結晶は斜長石などの長石類、カラフルな結晶はカンラン石・輝石など、黒色は主に磁鉄鉱です。
火山の噴火活動によって火山灰や火山ガス、溶岩など様々な物が地表に噴出します。これらの噴出物は、地下数km~数10kmに存在するマグマ溜まりからマグマが移動し地表に現れたものです。マグマは地下の岩石が融解して出来た液状の物質ですが、中には様々な種類の鉱物結晶や水・ガスなどの揮発成分が含まれています。これらの「マグマの材料」の組み合わせによって、火山の噴火の仕方には様々なバリエーションがあります。また同じ山で噴火でも、マグマが上昇する際の温度圧力変化や、別のマグマの混合などによって、マグマの組成が変化することもあります。
加えて、マグマが地表に移動する際には、途中にある地下深くの岩石を取り込んでくることもあり、地下深くのマグマの上昇経路についての情報も得ることができます。さらに、今現在噴火している火山の噴出物だけではなく、古い時代の噴出物についても、同じ様に観察・分析することが出来ます。このように、マグマが固まった溶岩や火山灰に含まれる物質を調べることで、火山噴火についての様々な情報を得ることが出来るのです。