日記史料有感地震データベースについて
本データベースは、現存する日本列島各地の日記史料を収集・分析して、日記史料の記述者が感じた揺れの記録を抽出したものです。2022年2月の時点で、70点の日記史料にある嘉永六年(1853年)~安政四年(1857年)の有感地震(人が揺れを感じることができる地震)を収録しています。また、同日に発生した有感地震記録を、時間順に並べてグラフ表示する機能を備えました。本データベースでは、連続した記録である日記史料の特性を反映させて、有感地震のない日についても日々の天候をデータ化しています。
さらに、本データベースでは、日記史料が記述された場所を地図上に表示し、有感地震の記録に基づいて時空間分布図を作成しました(有感地震版)。時空間分布図の丸印は、記述された場所で感じた揺れの大きさ(大、中、小、鳴動)を表しており、図の左側には有感地震の記録が年月日・時間帯順に表示されます。日々の天候記録については、その記録の混合表示が可能な天気対応版も搭載しています。
東京大学 地震火山史料連携研究機構(地震研究所・史料編纂所)
西山昭仁・水野嶺・吉岡誠也・片桐昭彦
史料名・史料本文について
一部史料名については、便宜的に付したものがあります。詳しくは解題を参照してください。
史料における見せ消ち・塗抹などについては整除しました。
闕字や平出は省略しました。
日記記主の所在地・現住所が不明の場合は、主滞在地もしくは推定地を入力しました。
登録データについて
総データ数: 185,997 件
地震関連データ数: 4,819 件
日記史料数: 70 件
主な入力期間: 嘉永6年1月1日(1853年2月8日)~ 安政4年12月30日(1858年2月13日)
(※一部史料については、天保13年~嘉永5年の記録あり)
データ更新日: 2022年2月21日
動作環境
プログラムバージョン: 1.0.0
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謝辞
本サイトは東京大学デジタルアーカイブズ構築事業により構築しました。