江戸時代末期の嘉永 7 年 11 月 4 日と 5 日(1854 年 12 月 23 日と 24 日)
、立て続けに大きな地
震が日本列島を襲いました。安政東海・南海地震と呼ばれる地震で、その被害は関東から九州地
方まで広範囲にわたるものでした。そして翌年の安政 2 年 10 月 2 日(1855 年 11 月 11 日)には
安政江戸地震が起こり、江戸の町は大きな被害を受けました。これらの地震の様子は瓦版や木版
本として出版され、流通し、現在にまで伝わっています。
今回は、地震研究所図書室が所蔵する史料から、江戸時代の人々が経験した地震災害の模様を
伝えるものを中心に展示します。
8 月 6 日(水)11:30 から地震研究所 1 号館にて行われるミニ講演会「史料から読み解く地震災害」
で紹介される史料の一部を展示します。講演を聴講された方は、この展示もぜひご覧ください。
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