開発中のレーザー干渉計型ひずみ計
犬山観測所に設置予定の干渉計型ひずみ計が上記のものである(プロジェクト名:「高精度レーザー干渉計による表面波及び地球自由振動の観測」山田功夫・須田直樹(名古屋大学理学部)・新谷昌人(東京大学地震研究所))。
安定化されたレーザー光が光ファイバーを通して非対称マイケルソン干渉計部分に光が入射する。マイケルソン干渉計の腕の部分は真空槽に覆われている。これは大気の変動による屈折率変化の影響が光路差に影響しないようにするためである。真空槽の大気圧による変形や、真空パイプの熱膨張などが観測量に影響を及ぼさないよう、真空槽には様々な工夫が施されているが、ここでは説明を省略する。また鏡としてはコーナーキューブを用いている。これは戻り光をシフトさせることでレーザー光源に光が戻らないようにするためと、鏡の回転による検出効率の低下を抑えるためである。
