展示概要

 幕末の江戸は人口100万人をこえる当時の大都市でした。
 1855(安政2)年に大都市江戸を襲った安政江戸地震では、地震と火災によって大きな被害が発生しました。
 今回の展示では、地震研究所図書室で所蔵している史料の中から、安政江戸地震後の人々の様子を描いた書物や、地震後に出回った鯰絵を紹介します。

 東京大学地震研究所図書室では、地震、火山、津波など地震研究所に関連の深い災害をテーマとした古書類を数多く所蔵しています。図書室では、2013年3月に「東京大学地震研究所図書室特別資料データベース」を公開し、古書類をここに集めています。データベースでは資料検索のほか、一部の資料については画像も公開しています。



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安政江戸地震

 安政2年10月2日(1855年11月11日)の夜10時頃に発生して、幕末の江戸に大きな被害を及ぼした地震である。この当時、人口100万人こえる大都市であった江戸では、大地を揺るがす地震だけではなく、その直後に発生した火災によって被害が拡大し、地震と火災による死者は7,000人以上とされている。



 

※このWebサイトは2017年の東京大学地震研究所一般公開で展示した“地震研究所図書室所蔵資料展示 大江戸の大地を揺るがす地震鯰”を基に作成しました。

資料はすべて東京大学地震研究所所蔵

出版物等に画像の掲載を希望される場合は当研究所への申請手続きが必要です。詳しくはこちらをご覧ください。

 

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