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Hiraga Lab, Division of Earth and Planetary Materials Science, Earthquake Research Institute,The University of Tokyo

東京大学 東大 toudai東京大学地震研究所

〒113-0032 東京都文京区弥生1-1-1

研究内容RESEARCH

平賀研

「研究内容ではなく、平賀が面白そうだから」という実に低レベルな動機で学部4年の演習として谷部が選んだテーマ。
 これまで研究室で重点的に研究を行っているマントル鉱物から地殻主要鉱物に進出し、将来的には地殻のレオロジー解明にもつなげようと考えた。今や鉱物粉合成・焼結のエキスパートになってしまったPDの小泉さんが、数年越しにアノーサイト多結晶体合成法を開発してくれたので、その試料を使って、クリープ実験を行った。
 演習期間は実質3ヶ月。この期間に集中的に実験し、その結果を元に、あっさりとドライ下での斜長石岩の拡散クリープ則を作ってしまった。結果だけ見れば修論である。少なくとも、地殻鉱物の流動則は、これまで欧米の研究室のみから出されており、その壁を単純かつ新規な合成法と実験法で壊してしまった。
 事実、彼の学会での発表を聞いて、皆、彼を修士学生と誤解していた。単に、彼の態度が学部生に見えなかっただけかもしれないが。
 研究結果は一言で言えば、斜長石岩はむちゃくちゃ固い。従来の実験結果より、粘性率にして二桁程度。これでは下部地殻は全く流動しなくなる。つまり、彼は、真にドライな条件下での斜長石多結晶体の変形に成功し、「下部地殻はドライではないことを証明した」。言い方を変えれば、どんな成果もスバラシクなる


将来テーマ
コアから地殻まで、地質学、岩石学、鉱物学、鉱物岩石物理学、地球化学、地震学的なもの多々あるので、興味があれば是非聞いてください。


バナースペース

平賀研究室

〒113-0032
東京都文京区弥生1-1-1
東京大学地震研究所2号館
413号室 平賀 岳彦

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