地震波の伝搬
地震波の伝搬:反射・屈折波 2層構造の場合
上層に地震波速度の遅い層、下層に1.7倍速い層を考えます。ここでは単純化のためS波の伝播のみ考える事にします。 地表近くで左クリックし、Startボタンを押してみて下さい。主に浅い層にエネルギーが集中する様子が分かります。反射を繰り返し右方向に伝播していきます。この波の一部は表面波のLove波に対応しています。また、伝播する距離が長くなると、下層の早い層を伝わり再び地表へと伝わる波の方が、振幅は小さいですが、早く到着する様子が分かります。
下の層で左クリックし震源を置いて計算を始めた場合、下層の早く伝わる波の振幅が大きい様子を見て取れます。地表反射での反射も見て取れます。
計算をスタートさせた状態で、右ボタンを押しながらマウスをゆっくりと左に動かしてみて下さい。左方向に強い波が伝わっていく様子が分かります。地震は実際には"点"では起こらずに、破壊が伝搬していきます。破壊が伝わる方向に強い波が伝わること(指向性)に相当します。
- スタート、一時停止,再スタート: sを押す。もしくは図中のStart/Pauseボタンを左クリック。
- 震源の位置をリセット:rを押す。もしくは図中Resetボタンを左クリック
- 左クリックで震源位置を設定
- 右ボタンをドラッグすると、連続的に震源をおける。
- 計算の詳細: 計算には空間4次時間2次のスタッガードグリッドを使用。外側の境界条件は吸収境界。