M8クラス以上(半割れ)及びM7クラス(一部割れ)の地震発生後に後発する地震の発生確率を,南海トラフにおける地震発生履歴を考慮し,評価を行った。例えばM8クラス以上の地震発生から1週間以内に,M8以上の後発地震が発生する確率は約2%~77%,平時の約100~3,600倍と算出される。
北海道稚内市を対象地域として,地震による津波と土砂災害との複合災害を想定した避難行動実験の結果。地図上の赤点があらかじめ指定された避難経路を示し,グラフは平均歩行速度及び分断発生時のグループ間距離を示している。津波のみを想定した場合,道の駅わっかないから避難場所(地図中の緑丸)へ8分以内に移動が完了し,津波到達までの時間的余裕がある(左の地図とグラフ)。一方,地震により土砂崩れが発生し,当初目標としていた避難場所へ移動できないことを想定した場合,歩行速度は津波のみの場合と大きくは変わらず, A地点で二つのグループに分かれ,グループ間の差はB地点でさらに広がった。そして,その差は別の避難所(地図中の緑四角)へ移動するまでに縮まらなかった。最終的に,遅い方のグループの避難完了までに14分以上を要した。