H30年度「渡島半島横断地殻構造探査」資料:(PDF)
【共同利用】平成31年度国際室外国人客員教員の推薦公募について
締切:平成30年8月17日(金)
詳細:平成31年度国際室外国人客員教員の推薦公募について(依頼)
NewsLetterPlus No.28刊行
ニュースレターPLUS28号特集:「日記史料から有感地震データベースを構築」が、刊行されました。
EGU2018へブース出展
2018年4月8-14日まで開催されたEGU General Assembly 2018(欧州地球科学連合2018年大会)にて地震研展示ブースを出展し、研究所の紹介や国際室の招聘制度への応募呼びかけがされました。また、ブースにて、過去に地震研で共同研究をされたことのある方々との同窓会が開催されました。共同研究者の他にも、去年の夏に開催されたSakura Science Programで来所していた学生およびその教員の参加もあり、賑わいました。
ERI had a booth at the exhibition hall in EGU(European Geoscience Union) 2018. Call for entry to our International Visiting Program was done (http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/kokusai/english/visiting/apply_e.html).
On Tuesday afternoon, an alumni gathering was held at the booth with researcher and students who have visited ERI using the Interantional Office program and Sakura Science Program.
Thank you all for your visit!
小原一成地震研究所長 国立大学共同利用・共同研究拠点協議会の会長に就任
No.28 (2018年4月) 特集:日記史料から有感地震データベースを構築(pdf920KB)
市原美恵 准教授紹介記事 本学ウェブサイトに掲載
火山噴火予知研究センターの市原美恵 准教授が、本学ウェブサイトの「人紹介」にて紹介されました。ぜひご覧ください。
掲載URL:https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/news/topics/topics_z0531_00036.html
中谷正生 准教授紹介記事 本学ウェブサイトに掲載
地球計測系研究部門の中谷正生 准教授が、本学ウェブサイトの「人紹介」にて紹介されました。ぜひご覧ください。
掲載URL:https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/news/topics/topics_z0531_00033.html
退職教員による最終講義が開催されました
今年度末で退職される教員3名の、最終講義が3月23日、地震研2号館第一会議室で開催されました。
演題:GPS:昔の夢・今の夢
演者:加藤照之教授
演題:防災のネットワークと多様性
演者:鷹野澄教授
演題:火山噴火予測と地質学
演者:中田節也教授
超巨大噴火の噴煙シミュレーション
Antonio Costa, Yujiro J. Suzuki, Takehiro Koyaguchi
Nature Communications, 9:654, 2018.
DOI: 10.1038/s41467-018-02901-0
解説
爆発的な火山噴火では火山灰を多く含む噴煙が放出され、火山の真上にあがる噴煙柱や上空で横に広がる傘型噴煙、地表を流れ下る火砕流を作ります。上空での噴煙は航空機運航の障害になりますし、火砕流は人命を危険に晒します。私たちはカルデラを形成するような超巨大噴火を経験したことがなく、そのような噴火で被災する領域を正確に予測することができません。そこで、数値シミュレーションを使って超巨大噴火での噴煙の高さや広がりを調べました。
独自に開発してきた3次元の流体シミュレーションを行ったところ、噴火の規模が変わると噴煙の形状や振る舞いが大きくことなることを明らかにしました。ピナツボ火山の1991年噴火程度だと、ほとんどの噴煙は上空にあがって噴煙柱を作ります(図のa)。それより数倍大きな噴火では、噴煙柱と火砕流が同時に形成します(図のb)。噴火の規模がaの10倍にもなるとほとんどの噴煙は火砕流として流れ、火砕流の上面から”灰かぐら”と呼ばれる噴煙が上がります(図のc)。さらに噴火の規模が大きくなると、火砕流の先端に濃い噴煙が集まり、リング状の灰かぐらが生まれます(図のd)。噴煙の最上面に注目すると、a,b→c→dにしたがって“ドーム状”→“テーブル状”→“リング状”というように大きく異なることが分かります。
リング状の噴煙が形成することは、今回の研究で初めて明らかにしました。また、これらの噴煙形状は噴煙の高度にも強く影響することが分かり、これまでの噴煙高度予測を大きく変える結果となります。
