第1002回地震研究所談話会開催のお知らせ

下記のとおり地震研究所談話会を開催いたしますので、ご案内申し上げます。
今回は、コロナウィルス感染対策として、地震研究所の会場での開催は行いません。
WEB会議システムを利用した参加のみとなります。参加に必要な設定URL・PWD
については、参加をご希望される方宛に別途ご連絡をいたしますので、共同利用担当宛
(k-kyodoriyo@eri.u-tokyo.ac.jp)お問い合わせください。
なお、お知らせする設定URLの二次配布はご遠慮ください。また、著作権の問題があ
りますので、配信される映像、音声の録画、録音を固く禁じます。

日  時  令和3年4月16日(金)午後1時30分~
インターネット WEB会議

1. 13:30-13:45
演題:絶対重力計FG5 #109と#241の器差の検定について
-東京および富士山における相互比較-
著者:○今西祐一・西山竜一、本多 亮(山梨県富士山科学研究所)、
田村良明(国立天文台水沢VLBI観測所)
要旨: 地震研究所が所有する2台の絶対重力計FG5 #109および#241の器差の検定を、
地震研と富士山研において行なった。その方法と結果について述べる。

2. 13:45-14:00
演題:2.5次元kinetic Ising模型における相転移現象の空間およびスピンZ2対称性による
機構解明
著者:○安崎遼路・伊藤伸一・長尾大道、水牧仁一朗(高輝度光科学研究センター)、
岡田真人(東京大学大学院新領域創成科学研究科)、赤井一郎(熊本大学)
要旨: 磁性体の模型として知られるIsingモデルは岩石における結晶成長のモデルとしても
使われる。スピン変数が任意の実数値をとるように拡張したkinetic Isingモデルについて、
厚さ方向に平均化した2.5次元空間における相転移の機構を対象性の観点から解明し、
相図を大規模数値計算なしに求める手法を開発した。

3. 14:00-14:15
演題:オリビン多結晶体の低差応力下におけるべき乗クリープ【成果発表補助報告】
著者:〇谷部功将・末善健太・平賀岳彦
要旨: オリビン多結晶体の拡散クリープよりも低応力側に発現するべき乗クリープと、
その地球物理学的意義について報告する。

○発表者
※時間は質問時間を含みます。
※談話会のお知らせが不要な方は下記までご連絡ください。

〒113-0032 東京都文京区弥生1-1-1
東京大学地震研究所研究支援チーム
E-mail:k-kyodoriyo@eri.u-tokyo.ac.jp

※次回の談話会は令和3年5月14日(金)午後1時30分~です。