題目:緊急地震速報の近年の技術改善
要旨:
2024年5月に、気象庁から地震研究所地震火山研究連携センターへ着任しました。気象庁在籍時は、2011年以降では「緊急地震速報」を担当しており、2011年4月からは気象研究所で緊急地震速報に海底地震観測網のデータを活用するための研究に、2016年4月からは気象庁で緊急地震速報のシステム開発とその運用に、それぞれ携わってきました。本発表では、この緊急地震速報に関して、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震で直面した課題に対する技術改善を中心に、情報発表を支える技術について紹介したいと思います。また、発表の末尾では、現在担う「官学連携コーディネーター」という立場での取り組みについても触れる予定です。