Q5: 右端まで波が続いているのと、そうでない地震は何が違うの?

A: 一般的に地震の規模(マグニチュード)が大きいほど継続時間も長いので、波が長く続くでしょう。 ただし、震源が観測点から遠い場合には、継続時間が長くても振幅が小さくなってしまい、観測にはかからないでしょう。なお、実際には震源から直接到達する波以外に、マントルとか核で反射・屈折して到達する波や、地球を一周して到達する波があり、それらが観測されることもあります。これらの、遅く到達する波は、地球内部の構造を詳しく推定するのに大変役立ちます。

(木下 正高 教授・鶴岡 弘 准教授)

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