Q6:震源が海の場合と陸の場合で波形の特徴に違いはあるの?

A: 本質的な違いはありません。観測点と震源の距離や震源の深さのほうが波形に影響します。 海で発生する地震は、観測点が概して遠いので、小さい地震はとらえられず(地震検知率が低くなる)、地震活動の評価がきちんとできない、といった、現実的な違いは大きいですね。東北地方太平洋沖地震後には、日本海溝海底地震津波観測網(S-net)が整備されており、この領域の地震活動をより詳しく評価できるようになっています。

(木下 正高 教授・鶴岡 弘 准教授)

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