地震火山史料連携研究機構 発足

地震研究所と史料編纂所が連携する新たな機構:地震火山史料連携研究機構 が、発足しました。

地震・火山に関する理学・工学的な観測・研究を行う地震研究所と、前近代日本史史料の蒐集・研究・編纂を行う史料編纂所が連携し、近代以前に発生した地震・火山に関する史料を収集・分析し、データベースを構築して公開するため、地震火山史料連携研究機構が発足しました。文理融合研究により、史料から新たな理学的価値を引き出し、近代的な計器観測では得られない歴史時代の災害のデータが得られ、その成果は社会的にも重要な地震や火山噴火の長期的予測にも活かされます。両研究所は全国共同利用・共同研究拠点であり、その成果は全国的にも波及することが期待されます。

1855年の安政江戸地震後に出版された鯰絵