2015年地震研一般公開
災害科学系研究部門の壁谷澤教授による公開実験

倒壊限界と地震動被災を考慮した津波による建物の崩壊メカニズムに関する研究

東京大学地震研究所災害科学系研究部門科学研究費による国交省港湾研、国交省国総研との共同研究(壁谷澤寿海、有川太郎、壁谷澤寿一、井上波彦、楠浩一)

日時:開催期間中(8月5日・6日10:00-16:00)いつでもご覧いただけます。
場所:2号館地下2階実験室(東南角の外階段を下りて直接入る)
概要:本研究では建築構造物が津波によって倒壊するときの津波荷重の評価法および地震動被災が倒壊限界に与える影響を水理実験および解析により検証す る。初年度の研究では、ピロティ形式の津波避難ビルを対象にして模型水理実験を平成26年度10月に実施し、津波荷重が作用する前の地震動による被災の影響を港湾研の水理実験施設で実験的に検証した。その結果、同じ設計の試験体で地震動が作用しない場合(1体目)は津波で倒壊しなかったのに対して、地震動を受けた試験体(2体目)は同じ津波 荷重で倒壊したことから、地震動による被災が津波に対する倒壊余裕度に影響を及ぼす場合があることを実験的に再現した(一般公開では水理実験 のビデオを映写する)。そこで今年度の一般公開では、去年度までと同じ試験体(3体目)を地震研究 所2号館地下2階の加力装置で静的な加力実験で破壊させることにより、試験体の耐力、荷重変形関係、倒壊限界を高精度かつ詳細に計測する実験を実施する。

DSC05067(一昨年の実験室公開の様子)