1948年6月28日、福井県でM7.1の地震が発生し、3769名の方が亡くなるなど大きな被害がもたらされました(理科年表より)。この死者数は、昭和に発生した日本の地震では最多です。福井平野における建物の倒壊率は非常に高く、これがきっかけとなって、気象庁はそれまで最大であった震度6(烈震)の上に新たに震度7(激震)を設けることになりました。
写真は、東京大学構内の本郷観測点に設置された地震計で記録された福井地震の記録です(提供:地震研究所古地震・古津波記録委員会および室谷智子氏(国立科学博物館))。