【受賞】加藤照之教授が2014年度衛星通信研究賞を受賞

地球計測系研究部門の加藤照之教授が、「2014年度衛星通信研究賞」を受賞 しました。

 

「衛星通信研究賞」は、衛星通信研究専門委員会において行われた講演のうち、特に優秀であり 今後の活躍が期待できると認められた講演論文に対して、一般社団法人電子情報通信学会より表彰がされる賞です。(衛星通信研究賞規約より一部抜粋)

電子情報通信学会表彰状

受賞対象論文:「技術試験衛星VIII型(ETS-VII)を用いた海上ブイからのデータ伝送実 験~津波の早期検出をめざして~」

著者:山本伸一、川崎和義、寺田幸博、加藤照之、橋本剛正、本橋修、齊田優一、松澤亮

抄録:津波を早期に検出することで人的被害を軽減することを目指し,海上に設置されたブイから津波の情報を衛星経由で伝送する実験を行った.実験は,準天頂衛星「みちびき」を用いてブイ上のGPS津波計に補強情報を伝送し,ブイ上で津波の検出が可能な精度で精密単独測位を行い,技術試験衛星Ⅷ型(ETS-VIII)「きく8号」を用いて地上の基地局に測位結果を伝送する.本実験で,データの伝送に衛星を用いることで岸から遠く離れた沖合から津波情報を収集することができ,津波の早期検出が可能となることを実証した.