3.12.8 インターン学生の受け入れ・国際共同研究

日向灘沖のスロー地震発生と海山列沈み込みの関係を理解するため,IODP(国際深海科学掘削計画)に提出した掘削提案の審査が終了した.実現にむけて、構造探査から熱流量を推定する作業などを行った。室戸沖の南海トラフ温度構造解析のため,5月に国際室短期招聘研究員が来日した.また紀伊半島沖の掘削コア試料の物性計測を、フランスの研究所に委託した。

IODP・ICDP(国際陸上科学掘削計画)の日本代表機関(JDESC)の理事として,外務を担当し,科学掘削研究継続のため、ヨーロッパとの連携について協議を進めた.理学部主催のUTRIPオンラインにホストとして参加し,2名の学生(オーストラリア、イギリス)と1か月にわたって,地震波速度構造から間隙率を推定する実習を行った.