地震火山研究連携センター

概要

 科学技術・学術審議会の建議に基づく「災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画」を全国の大学等が連携して実施するために,地震研究所には地震・火山噴火予知研究協議会(以下「協議会」)が設置されている.協議会の下には,推進室と戦略室からなる企画部が置かれ,研究計画の立案と実施で全国の中核的役割を担っている.企画部推進室は,流動教員を含む地震火山研究連携センターのすべての専任教員,地震研究所の他センター・部門の教員,客員教員から構成されている.流動教員は,地震研究所以外の計画参加機関にも企画部の運営に参加してもらうために,東京大学以外の機関から派遣されており,2年程度で交代する.戦略室には,東京大学地震研究所以外の機関の研究者も参加し,研究計画を強い連携のもと効率的に推進するために活動している.

 協議会は毎年3月に成果報告シンポジウムを開催し,研究計画に参加するすべて機関の研究課題の成果が発表される.科学技術・学術審議会測地学分科会が毎年発行している成果報告書では,各課題の成果報告に基づいて全体の成果の概要をとりまとめているが,その編集には企画部が協力している.また,協議会は,地震・火山噴火予測研究の現状を正確に社会に伝えることを目的として,公開シンポジウムや報道関係者を対象とするサイエンスカフェを開催している.

 地震火山研究連携センターでは,地震火山観測研究計画の成果を行政機関等に技術移転することにより災害軽減に活かすための活動を行い,そのため行政機関等との人事交流も行っている.大規模地震や火山噴火の発生時には企画部が中心となって緊急の研究計画を取りまとめ,企画部予備費から支援するとともに,科学研究費(特別研究促進費)を申請している.  地震火山噴火予知研究推進センターの教員は,企画部の活動のほか,「災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画」に関連する研究等に従事している.全国の大学等の合同観測による地殻・マントル構造研究など協議会の調整機能を利用した大規模連携研究や,京都大学防災研究所との拠点間連携共同研究による地震・火山噴火による災害リスク評価研究など,「災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画」の中でも重要な課題で貢献している.

地震火山噴火予知研究協議会の詳細は,以下をご覧ください.
https://www.eri.u-tokyo.ac.jp/YOTIKYO/

科学技術・学術審議会測地学分科会の詳細は,以下をご覧ください.
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu6/index.htm

メンバー

加藤尚之教授・センター長地震発生物理学 
小山崇夫准教授火山物理学・火山電磁気学
山崎健一准教授地球電磁気学 
山田知朗 助教海底地震学