今年も技術研修会が1月に開催され、全国から技術職員が集った。今年の所外研修はJAMSTECを訪問。
Technical personnel in universities all over Japan gathered in ERI for the annual training session. This year’s study tour was visit to JAMSTEC.
2014年度地震火山災害予防賞
2014年度地震火山災害予防賞の授賞式が1月28日に開催
JST日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)1
JST日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)により2014年11月2日-22日の期間10名の参加者が来所しました。10名の所属は中国のSchool of Earth and Space Science University of Science and Technology of China (USTC) 講師1名学生3名、Peking University (PKU) 学生3名、台湾のNational Central University (NCU) 学生3名です。
千葉県房総半島に巡検に行き関東地震の海成段丘などを見学。
JST: Sakura Science Plan,held from 2-22nd November. 10 students from China(USTC/PKU) and Taiwan(NCU) visited ERI. Field trip to Boso peninsula, visitting the uplifted marine terrace caused by Kanto earthquake.
photo by:Zhan Wang
JST日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)2
JST日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)
宮城県へ一泊二日の巡検:南三陸より南下し気仙沼・陸前高田・女川港・松島などを見学。仙台市荒浜地区では堆積物の調査を実施。
Field trip to Miyagi.pref. Visitting Minamisanriku then toward south in Kesennuma, Rikuzentakada, Onagawa port and Matsushima. Investigating Tsunami deposit in Arahama area of Sendai city.
photo by:Kenji Satake
JST日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)3
千葉県房総半島に巡検に行き関東地震の海成段丘などを見学。
Field trip to Boso peninsula, visitting the uplifted marine terrace caused by Kanto earthquake.
photo by:Benchun Duan
JST日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)4
JST日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン) 最終日、修了式の後に行われたFarewell Party では地震研究所の大学院生と楽しく意見交換を行いました。
Last day of the program. An ending ceremony was held and students interacted with ERI students at the farewell party.
photo by:Yuka Ijuin
【2014年度地震火山災害予防賞】受賞者発表
金森博雄先生による特別講義
11月6日に金森博雄先生による特別講義が開催された
2014年11月22日長野県北部地震のページを公開しました
『地震・火山情報』に、 2014年11月22日長野県北部地震のページを立ち上げました
2014年11月22日長野県北部地震について
2014年11月22日長野県北部地震の震源メカニズム
(地震火山情報センター)
W-phaseソースインバージョンによって決定されたモーメントテンソル解
http://wwweic.eri.u-tokyo.ac.jp/topics/20141122/
2014年11月22日 長野県北部の地震(M6.7)の強い揺れの特徴
(強震動グループ)
《*画像クリックすると動画が見れます》
図1 地震発生から20秒,62秒後の揺れのようす。防災科学技術研究所の強震観測網(K-NET, KiK-net)データを用いて,日本列島の各地点の揺れの強さをビジュアルに示した。赤は震央,オレンジ色のかたまりは,地震の強い揺れの広がり(地面の揺れの強さ)を現す。
図2 震源に近く,強い揺れ(加速度)を記録した3地点(K-NET白馬,K-NET信濃,KiK-net戸隠)の地震計データを用いて,地面の揺れの速度(南北動成分)を求めたもの。震源に近いことから,P波のすぐあとに大振幅のS波が到着している。震源が浅い(深さ約5 km)地震のため,S波の後に大きな振幅の表面波が見られる。本震から約15秒後には大きな余震の揺れも記録されている。
図3 上記3地点の地震計データから速度応答スペクトルを求めると,白馬と信濃地点の地震動には,周期0.3秒程度の,ごく短周期の地震動成分が強く含まれていたことがわかる。また,信濃と戸隠での地震動には,木造家屋の被害に影響する周期1~2秒前後の,やや周期が長い成分も含まれていたことがわかる。ただし,そのレベルは2004年新潟県中越地震(M6.8)における小千谷地点の記録の1/4程度である。
図4 東京の震度は2程度であったが,ゆったりとした長い揺れ(長周期地震動)が数十秒以上にわたって長く続いた。図は,K-NET新宿地点における地動速度を,2004年新潟県中越地震のときのものと比較したものである。いずれの地震でも,周期6~8秒程度の表面波が大きいことがわかる。
図5 新宿地点の地震計データから速度応答スペクトルを求めたところ,周期6~8秒の長周期地震動の大きさは,2004年新潟県中越地震時のものに比べて1/4程度であった。
(文責:古村孝志)