『日本地震学会報告』の目次
日本地震学の黎明期、『日本地震学会報告』にどのような記事が掲載されていたのか、目次を拾ってみることにしましょう。
『日本地震学会報告 第一冊』(明治17年発行)
地震学総論 ジョン・ミルン
新案地震計 G・ワグネル
東京ニ於テ重力ノ測定 T・C・メンデルホール
水平動験測ニ用ユル新案地震計 J・A・ユーイング
明治十三年二月廿二日日本地震記 ジョン・ミルン
富士山頂擺子ノ実験 T・C・メンデルホール
『日本地震学会報告 第二冊』(明治18年発行)
日本地震観測論 ジョン・ミルン
富士山ノ記 和田維四郎
上下動地震計 トーマス・グレイ
明治14年4月~同18年5月の地震リスト(東京を除く)
雑報
『日本地震学会報告 第三冊』(明治19年発行)
地皮微動之説 ジョン・ミルン
明治十七年十月十五日地震ノ記 関谷清景
気浪及海浪ノ説 和田雄次
ミルンの精力的な活動がうかがわれるとともに、新しい地震計のアイデアが次々と公開されています。